- おとぎ話を -


君と僕の間に
つむいだそのページ
つないだ手の温もりが
僕にそっと溢れるストーリー

街の外れの古ぼけた屋根の店
しわくちゃの手が差し出した
埃まみれのカビ臭い
シミだらけのその出会い
すべてのはじまりと
君とのお別れでした

記憶と引き換えに夢を現実にする
不思議なおとぎ話の続きをしてあげる

君と僕の間に
つむいだそのページ
つないだ手の温もりが
僕にそっと溢れるストーリー

近くも遠くもない距離で眺めてた
足長のなんとか気取ってさ

僕が先にいなくなっても
君だけは笑っていてよ
僕の事嫌いになっても
君だけは幸せになれ


記憶のアルバムに入りきれないもの
置き去りにした君への想いを
そっとしのばせる

この街では哀れみなど知らない
だからせめて僕が君だけのずっと光になる
見守ってる
時間を止める


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