- ｵｰｹｽﾄﾘｱ -
遊ぶように泳ぐように奏でる
ざわめくｾﾚﾅｰﾃﾞを
軽やかに踊るように
輝き消え行く泡のように
不確かなものに
酔いしれ馬鹿になる
だからｵｰｹｽﾄﾘｱ
君はこの街から抜け出す
振り向けば聞こえる
ﾌﾟﾚﾘｭｰﾄﾞ荷馬車よ
はじめからｺﾞｰﾙの星条旗を
終わらないうたを探しながら
消えたｵｰｹｽﾄﾘｱ
君は誰にも看取られる事なく
果てのない旅路で
何を探した
一人ぼっちのｵｰｹｽﾄﾘｱ
あの街をたったばかりに
後悔の渦に苛まれて
飲み込まれているのかい
いつまで歩けるか分からない
この足を引きずり歩く
それでも行かなければ
誰かに必要とされなければ
誰にも愛してもらえないまま
寂しがり屋のｵｰｹｽﾄﾘｱ
君はただ一つの
温もりに触れるそれだけを
胸に抱いていただけ
さぞ疲れたでしょう
もう おやすみなさい
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